高知城

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高知城に行く

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  高知は南海の名、高知城がある上に、坂本竜馬のふるさとでもあります。
  司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読み、「酔って候」を読んで以来、
  ずっと訪れたいと思っていた場所だったのです。
 
  ところが中々機会が得られないまま、初めての高知は、
  あくまでも所用で行った上に、京都から1泊2日の車での旅だったので、
  旅の風情を感じられないものとなってしまいました(泣)
  
  まぁ、旅という感じではなかったにせよ、せっかく遠くに来たのだから、
  南海の名城は見て帰ろうということで、高知城に行って来ました。
 
 
  高知城も現存12天守の一つです。
  何だか城めぐりばかりしているようですが、
  その通りなので反論はしません(笑) 
 
  高知城藩主・山内一豊は、遠江掛川の藩主でしたが、
  関が原の戦いの功績で、
  徳川家康より土佐二十万石を拝領することになりました。
 
  ここから山内一豊について語るところなのですが、
  「内助の功」の妻の方が有名なので、
  一豊の妻・千代に目を向けます。
 
  千代が有名になったのは、十両もする高価な馬でした。
  一豊がまだ織田信長の二百石取りの一家臣であったころ、
  浅井・朝倉攻めが近くに迫っていた安土の城下に馬売りが現れます。
   
  その中の一頭が毛並み艶やかな駿馬で、大層な評判になりました。
  次の戦で功名を上げたい一豊が、この馬さえあればと思うのも当然です。   
  
  しかし、わずか二百石取りの一豊に手は出せません。
  とは言え、その馬を見てからというもの欲しくてたまらない一豊は、
  家に帰っても、ため息ばかりつく始末でした。
 
  それを見ていた千代は、嫁入りのとき「夫に何かあったときのために」と
  叔母にもらった十両をそっと差し出だしたのです。    
  欣喜雀躍、一豊が喜んだのは言うまでもありません。
  
  そして閲兵式とも言うべき馬揃えの日を迎えます。
  一豊が引く駿馬に、周囲の者が感嘆の声を上げます。
 
  当然、織田信長も目に留め、どこでどうやって手に入れたのかを問います。
  一豊はその時、千代が十両を差し出してくれたことを
  正直に話すのです。
  
  ここから一豊が千代のお陰で出世した言われるようになるのですが、
  実際は関が原の戦いを前に、石田三成の挙兵を一豊を通じて、
  徳川家康に知らせたということが最大の内助の功になったようです。
 
  余談となってしまいますが、内助の功ということで、
  千代が内職をしたり、節約でお金を貯めたという話も残っており、
  一豊のために、はぎれをつないで小袖に仕立てたところから、
  「千代紙」の名前が生まれたとも言います。
   
  その辺は司馬遼太郎の「功名が辻」を読んでから高知を訪れると、
  その楽しさが倍増することは請け合いです。 
   
  さて高知城に話を戻します。
  一豊は大高坂山に築城を始め、約10年の歳月をかけて完成させます。
  1727年、城下町の大火で焼失してしまいますが、
  1753年には、創建当時の姿のままで再建されました。
  ですから現在の高知城は、250年前の姿そのままなのです。
 

                                         明治維新の時の廃城騒動や先の大戦での爆撃空襲、
                                        その上、台風の多いこの場所で、変わらぬ美しさで立つ姿は、
                                        いかにも毅然としており、見る者を惹きつけますね。
 
  そんな高知城の天守閣に上り、市内を一望し、
  天下を獲った錯覚に浸りながら、次に向かったのは桂浜です。
 
  車で20分くらいのところにあるのですが、
  時間に制約があったため、坂本竜馬の銅像に一礼して、
  高知の旅は終わることとなってしまい、とても残念な思いでした。
 
  でも四国八十八箇所霊場巡りをすることが、
  私の旅の予定に入っているので、
  遠からずしっかりと見て回ることができると思います。
                         
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