北海道の旅

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　　　　　　　　　　　　　　　　　北海道の旅　道東　２

北海道を旅すると、その広大さが実感できます。　また広いがゆえに旅のしがいもあると言うものです。　　　　　　　　　その広大さを最も強く感じられるのが道東です。　　　　　　　　　　　北海道を旅するならば、道東だけでも一週間はかけたいですね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　阿寒湖　◇ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　阿寒湖と言えば、誰もがマリモを思い浮かべるのではないでしょうか。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　実際多くの人は遊覧船に乗り、マリモ観察センターでマリモを見て、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　満足して帰ってしまいます。　　　　　　でもそれだけが阿寒湖ではありません。　　　　　阿寒湖は取り巻く自然と一体になって、　　　　　その魅力を発揮しているのです。　　　　　　　太郎湖、次郎湖、パンケトー、ペンケトーの湖。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まるで、阿寒湖を守るかのように存在し、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　それぞれの美しさで自己主張をしている感があります。　　　　そして、阿寒湖で外せないのはオンネトーです。　　　四季を通して、変化するオンネトーの湖面の色の美しさは、　　　その静寂さと相俟って神秘の世界と言っても過言ではありません。　　　　　　　　　　それに、ここは観光ガイドブックでも、　　　　　　　　　大きくは取り上げられていないので、　　　　　　　　　まだまだ見に来る人は少ないです。　　　　　　　　　　阿寒湖と、その周囲の湖は、　　　　　　　　　どれを取っても透明感と気品にあふれており、　　　　　　　　　見ているだけで心が洗われる気がします。　　　　　　　　　またそれ以外にも鶴見峠、ひょうたん沼、釧北林道、白藤の滝など、　　　　　　挙げるとキリがないほど見どころがあるのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◇　摩周湖　◇ 　　　　　　　摩周湖は周囲２０ｋｍ、水深２１２ｍのカルデラ湖です。　　　　　　世界的にも、トップクラスの透明度を誇っています。　　　　　　　水が出入りするような川がひとつもないのに、　　　　　　水位が年間を通じてほとんど変わらない上、　　　　　　透明度の高い水質も変わりません。　　　　　　　「霧の摩周湖」と歌われるほど有名な摩周湖ですが、　　　　　　特に夏場は霧がかかりやすいようです。　　　　　　　湖の水温が年間を通じて１４度前後と低く、　　　　　　気温が高い日は水温と気温の差が大きくなってしまうため、　　　　　　霧が発生しやすくなるのだそうです。　　　　　　別団体の観光バスのガイドさんが言っておりました（笑）　　　　　　　　　　　　　　　私は幾度となくここを訪れておりますが、　　　　　　　　　　　　　　未だかつて一度も見たことがないのです。　　　　　　　　　　　　　　霧のかかっている摩周湖を・・・。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ところで湖の周りには、展望台が３箇所あります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その中で私のお勧めは第三展望台です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここからの摩周湖が一番ワイドに見えるからです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第一展望台は湖の西側に位置しており、縦に長く見えます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これはこれで中々風情がありますよ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　さて残るは第二展望台となるのですが、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　地元の人たちは裏摩周展望台と呼んでいます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　他の展望台よりも少しだけ低いところにあるので、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　霧の影響をあまり受けずに見ることができます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いずれにしても周囲２０ｋｍの湖、全方向から見てくださいね。　　　摩周湖の神秘性に必ずや魅入られるはずです。　　　裏摩周展望台から摩周湖を堪能した後は、　　　ぜひ神の子池まで足を伸ばしてみましょう。　　　　「日本三大湧水」の一つに数えられている神の子池の水は、　　　地中深く流れてくる摩周湖の伏流水です。　　　　年間を通じて約８度の水温を保ち、冬でも凍ることはありません。　　　そしてその湧水量たるや１日なんと１２,０００ｔ！　　　でも小さい池です。水を手で汲んでみてください。　　　神の子が運んできているという気がしてきます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次につづきます