関東の温泉

温泉に入る

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　　　　　　　　　　　　　　　　　関東の温泉に入る　２

関東の温泉に数多く訪れているとは言え、実際にいくつあるのかは分かりません。　　　　　　知らない温泉の方が多いと思います。　　　　　　それでもやはりいいなと思う温泉へは、通う回数も多くなるものです。　　　　　◇　神奈川　箱根温泉郷　◇ 　　　関東の温泉めぐりで箱根を外すことはできません。　　とは言え箱根はとても広大な温泉郷で、　　私も全てを知っている訳ではありません。　　　箱根の代表的な温泉は「箱根七湯」と言われる湯本、　　塔之沢、宮ノ下、堂ヶ島、底倉、木賀、芦之湯です。　　　その中で私が最も数多く訪れたのが、　　その起源を奈良時代とする箱根の表玄関、湯本温泉です。　　　箱根湯本の駅前は土産物店が建ち並び、　　週末ともなると大変な混雑です。　　江戸時代に東海道を旅する人々の姿が、　　浮かんでくるような光景です。　　　ここ箱根湯本でのお勧めは「天山」です。　　敷地内に源泉が５本もあり、男女それぞれ５つの露天は全てかけ流し。　　お湯がもったいないと思えるほどあふれています。　　　またここには湯熱とでもいうのでしょうか、それを利用した釜風呂、　　つまり洞窟風の自然サウナがあり、これがまたとても気持ちが良いのです。　　　中央の方に粗塩が置いてあるので、　　身体に塗ってから釜風呂に入ると、　　脱皮したかのように肌がツルツルになります。　　　特に「美人の湯」などとは謳っていませんが、　　お肌にはいいと思っているのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※こちらの写真はパンフレットから借用しました　　　◇　栃木　塩原温泉郷　◇ 　　　栃木県北部の那須野原を流れる箒川（ほうきがわ）。　　この清流に沿って点在する温泉を総称して、　　塩原温泉郷と言います。　　　温泉の歴史としてはかなり古く、　　温泉郷の最奥部にある元湯は、　　今から１２００年前に発見されたと言われています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一時は会津西街道の宿場として大いに栄えたそうですが、　　　　　１６５９年の大地震で壊滅的な打撃を受けてしまい、　　　　　現在は３件の旅館が残されています。　　　　　　私は日帰り入浴で「元泉館」に寄らせてもらいましたが、　　　　　箒川の源流、赤川沿いに建つこの宿の風呂は、　　　　　原生林に囲まれていることもあり、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　秘湯の風情が充分漂っています。　　　　内湯は歴史を感じさせてくれる趣きがあり、　　露天は自然の中で生きていることを実感させてくれます。　　　さて、この元湯を始めとする塩原温泉郷は、　　別名「塩原十一湯」とも呼ばれています。　　　その中でその中でお勧めなのが、古町温泉辺りから門前温泉、　　福渡（ふくわた）温泉を経て、大網温泉の留春の滝に至る、　　約１０ｋｍに及ぶ塩原渓谷遊歩道の散策です。　　　　　　　好きな方は全部歩いてしまうところですが、　　　　　短めの初心者こーす、健脚コースに分かれていますので、　　　　　体力と時間に相談しながら歩いてみるといいのでは。　　　　　　またここで外せないのは公営露天風呂です。　　　　　中でも不動の湯と岩の湯は、　　　　　隠し事はしない、どこから見られても平気だ、　　　　　という方には特にお勧めです (^｡^)